車種 | ジャガーXJ 4.2 エグゼクティブ(XJ8) |
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症状 | エンジン警告灯の点灯 走行中のエンストなど |
交換部品 | 燃圧センサー(ヒューエルレールプレッシャーセンサー) 純正パーツ:AJ87977(19,000円前後) |
経過~症状
- 高速道路走行中にエンジン警告灯が点灯
頻繁にパーキングに停まりつつエンジンをかけ直すも消えることはなかったが、警告灯点灯のまま特に不調なく約500kmの高速道路を無事に完走 - 突然アイドリングが不安定になる
高速を降り約1時間程の一般道走行、信号待ちで突然アイドリングが不安定になり、ガス欠で今にもエンストしそうな感じの症状発生(回転数は200RPM~800RPMを小刻みにく行き来する状態) - 走行は問題ないが停車すると・・・
「信号待ちでのエンスト~エンジンはバッチリ一発始動~走行中は安定する」を繰り返しつつ30分ほど走行、さすがに不安を感じオートバックスの駐車場へIN,ジャガーの症状を見てもらえるわけもなく、15分ほどエンジン休憩タイム - バッチリ回復
何事もなかったかのように快調になり、30分程で無事に車庫へ到着
アマゾンで購入(1万円以下)のサンデーメカニック診断機でエンジン警告灯をリセット - 快調~不調
翌日は近所を走り回るも不調はなし、更に翌日約1時間の渋滞道路での通勤中、アクセルを踏み込んでも吹き上がらないと思ったら低速走行中に突然のエンジン警告灯点灯 & 数秒でエンストしたが、なぜかエンジンは絶好調のように一発始動 - ドキドキ
帰路はアイドリング不安定ながらも渋滞を避けた時間帯で走行
超安価な診断機でのリセットは控え、それなりの診断機でチェックすると、燃圧センサーの故障が疑われるエラーを確認
エンジン警告灯は一昔前のアメ〇カ車なんかでは、点灯して当たり前、逆に「あぁ今日は消えてるね」に慣れてしまうと感覚麻痺です。
エンジン警告灯自体はさほど緊急性はないともいわれますが、さすがに走行中のエンストは一歩間違えれば大事故のもとになりかねません。
燃圧センサー故障が疑われる
診断機により「燃圧が高すぎです」「燃圧が低すぎです」のエラー記録が読み取れました。
燃圧センサー不良により、燃料ポンプを正常に制御できていない時に起きる症状です。
もちろん別の原因が元になっている可能性も排除しきれませんが、燃圧センサー不良はよくあること & 交換は数分もあればできるので、消耗品と考えて交換してしまったほうが手っ取り早いです。
交換は簡単
もちろん車種にもよりますが、一般的には燃圧センサーはエンジンの上側についているので交換作業は容易な場合がほとんどです。
どれがセンサーか分からない場合は、新品パーツを取り寄せてから同じパーツを探せばOKです。
今回のジャガーXJも交換自体は3分程度の作業です。
作業に伴い燃圧を抜いたり、ECUリセットを含めても合計20分程度でしょうか。
燃料系統のメンテナンス時は必ず燃圧を解放してあげましょう。ガソリンぶちまけの大惨事もありえます。
私の場合の燃圧の抜き方は下記手順です。自己責任で参考にしてください。
- ガソリン給与口のキャプを開ける
- 燃料ポンプのヒューズを抜く(位置は車両取説で確認)
- エンジン始動~かからないか、すぐにエンストするはず、そうでない場合は間違ったヒューズを抜いている可能性あり
- 保険のためにもう一度セルを回す
作業完了
作業完了後のエンジン再始動後約10秒間、プスップスッと嫌な感じのアイドリングを見せた後、突然何事もなかったかのように安定しました。
その後100km以上走行をした中でも不調は感じることはなく快調そのものです。
当初から燃料系統の不調が疑われる症状が確認できていました。
今回の燃料圧力センサー以外には、燃料ポンプの故障も症例としては多いと思います。
燃料ポンプの不調の場合はエンジン始動がスムーズではないことも多く、むしろエンスト後は基本的に再始動はできず、ほとんどの場合はレッカーのお世話にならざるを得ません。
今回も含め、燃料系の故障は突然のエンスト~大事故にも直結する危険性があります。少しでも危険な兆候が見られたら、すぐに修理屋さんに相談すべき内容ですね。