ジャガー伝統の丸目4灯のX350最終モデル
バックギアに入れてない状態でも常時リバース(バック)信号に電気が流れる仕様なので、通常のバックカメラ接続方法ではモニターに常時カメラ映像が映ることになります。それはそれでメリットもあるのですが、今回は手動ON/OFFスイッチ仕様で取付けます。
車種 | ジャガーXJ 4.2 エグゼクティブ(XJ8) |
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製品 | ビートソニックBCAM7AWバックカメラカメレオンMini(中古持込) |
作業内容 | バックカメラ取付け バックカメラ用モニター取付け バックカメラ用モニタースイッチ取付け |
電流の問題
ACC仕様のリバース(バック)信号
一般的な車はバックギアに入れた時に流れる電気をそのままスイッチにすることで、バック時だけカメラ&モニターを起動させることができます。
しかし、今回のジャガーは「+線・-線」共に常時電流が流れており(ACC)、バックギアを合図にマイナス側の電流が遮断され、バックランプを点灯させる仕様になっています。球切れ警告に関連する仕様でしょうか。
つまり一般的なリバース(バック)信号からの電源拝借ではカメラが常時ONになってしまします。
リレーや抵抗器を駆使してバック連動でのスイッチONも可能ですが、今回はカメラON/OFFスイッチを取り付けます。
手元スイッチで手動切り替え
カメラ&モニターの常時稼働を防ぐ対策として、今回は手元にスイッチを増設します。正確にはカメラを手動スイッチで起動させ、モニターはカメラ起動に連動(自動起動)させます。
バックの度にON/OFFするのは面倒に感じますが、慣れてしまえば気になりませんし、むしろスイッチで切り替えるメリットもあります。(どうしても面倒ならば映しっぱなしにすればよい)
アタマから駐車する際など、前進中にバックカメラをONにすることで、後ろの白線にピッタリと寄せた駐車がしやすくなります。いちいちバックに入れて調整する必要がなくなります。
電源はヒューズボックスから拝借
手元スイッチで切り替えるのでリバース信号から電源をとる必要はありません。運転席足元のヒューズボックス内のACC電源から電気を頂きます。
中古車ということもあって、行き先不明のたこ足配線がヒューズボックスから多数分岐されております。
カメラ設置と配線経路の確保
トランク内の内張り剥がし
トランク内の内張りを必要最低限はがします。はがすのは容易ですが取付けるのが面倒そうな雰囲気満載です。
ドリルで車体に穴開け
カメレオンカメラはナンバープレート取付ボルトを利用して設置します。
ボルトを通した先がボディーにあたるのでドリルで車内まで貫通させないと配線を引き込めません。
後席座面と背もたれを外す
運転席側後席の背もたれの後ろに純正配線をトランクから引き込んでいるレールがあるので、カメラ配線もお邪魔します。
トランクから車内に続くグロメット(純正配線が通る防水用ゴム)にカメラ配線を通します。
今回のジャガーはグロメット内配線スペースに余裕もあり、比較的ストレートに近いので通すのは苦労しませんでした。
後席も快適な車なので、座面裏にシートヒーターやパワーシートの配線がつながっているので要注意
他車からの使いまわしカメラ
配線が数カ所で切断されており、何本もの極細線を再接続しなければなりません。
しかも後先考えずに通してしまったの、車内で無理な体勢でのはんだ付けに大苦労でした。しっかり計画的に作業すべきです。
モニターは助手席側Aピラーに設置、電源は運転席足元のヒューズボックス(スイッチの配線)へ向かうので、後席座面下でそれぞれ配線を分岐させました。
まとめ
手元スイッチでのカメラ & モニター起動のタイムラグは体感0秒、ストレスフリーです。
一般的には純正ナビやメインディズプレイにバックカメラ画像を映すのが主流ですが、あえて別ディスプレイに映し、バックに入れなくても見たいときに後方画像が確認できるのは中々便利です。
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電装パーツ取付け詳細 |