繊細なフロントガラスは特に注意が必要「ウロコ除去失敗例」はこちら

ガラス研磨失敗例

ガラス研磨、ウロコ取りの失敗としては「傷が残る、溶けたようになる」が筆頭です。
これらガラス面損傷の修復は不可能で、基本的には交換になってしまいます。ボディ塗装面のクリア層研磨で傷を消すような修復方法はありません。

フロントガラスはその他のガラスと材質が異なり、とても繊細いでとても傷が残りやすいので油膜、うろこ落としの際には細心の注意が必要です。

失敗例1「研磨パッド痕」

ガラス研磨失敗例

写真のとおりの重症です。軽度の傷であれば写真では中々お伝えが難しいですが、これはひどいですね。
地元密着助け合いポータルサイト内の「激安ガラスうろこ取り!施工実績1000台以上!」の業者様の結果です。

芸術的に均等な傷が入っているので手磨きでないことは間違いありません。コンパウンド、研磨液、溶剤の選別ミスではなく、サンダー(研磨機)や超高速回転ポリッシャーなどの高い研磨力、回転数の生じる工具の使用、もしくは研磨パッドの選別ミス(鉄部等研磨用パッドなど)で磨いている可能性が高いと思います。

失敗例2「研磨剤の選別ミス」

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研磨力の強い工具はリスクが高いからといって、手磨きが安全かといえばそうではありません。
手磨きでは均等に力を加えることがとても難しい上、ウロコ除去具合が悪いとどうしても過度に力を加えてしまったり、もうちょっと、もうちょっとと、より強い研磨剤を使用しがちになってしまいます。
その結果、作業後にいざ陽の光にあててみたら、磨いている最中は見えないこすり傷があちらこちらに!なんて見るに見かねない状況も十分に考えられます。

失敗例3「ウロコ除去液によるガラスの溶け」

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市販品の中には溶剤系薬品の作用でウロコを溶かす商品も販売されていますが、使用方法の誤りや過度な使用量により「ガラス自体が溶ける」現象は少なくありません。
ガラスを溶かさずにウロコだけを溶かす絶妙な使用方法は、DIYでは至難の業、とってもハイリスクであるといえます。