ガス補充するだけってどうなの?

冷房能力の低下原因がガス不足と断定できているのであれば、一時的な冷房効率UPの為に「しないより、した方が良い」ともいえますが、本来の冷房能力を最大値に近く発揮させるためにも「補充するだけ」はおすすめできません。

ガソリンスタンドなどで簡易的にやってくれるガス補充は、ホースをつないでガスを注入するだけです。
本来は車種ごとに定められた規定量があるのですが、その適正量を確認せずにとりあえず「1本補充」「2本補充」なんてのも珍しくありません。
(補充用ガスは缶ジュースのような小分け缶タイプが主流なので1本単位で使用されるケースが多い)

揚げ物調理でも油の継ぎ足しだけでは、劣化した油や沈殿物も多く、結果的に古い油臭のする揚げ物料理になってしまいますよね。
自動車のエンジンオイル交換にしても、2回に一回はオイルを全て抜いてフィルター交換&新品オイルに交換しますし、更にはフラッシングによるエンジン内部洗浄も推奨されています。

揚げ物調理の油、エンジオイル、エアコンガスは、それぞれに特徴も役割も異なるので一概には言えない面もありますが、継ぎ足しではなく新品への入れ替えや洗浄がとても大事なことには変わりありません。

車両からガスを全て回収する。この時点で規定量に満たないガス量の車はとても多いです。
車体側のガスの通り道を真空状態にして洗浄(エンジオイルでいうフラッシング)
回収したガスを新品同等にクリーンアップ
フラッシングされた車両にクリーンアップされたガスを戻すと同時に、車両個々に定められた適正量まで追加チャージ